2007年12月29日

「岡田恭子のらくらくマクロビオティック教室」

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ふらりと本屋さんに行ったんです。

びっくりしました。

なにげなくお料理の書棚の前に立ったら、目の前にこの本が2冊、表紙が見えるように並べてあったんです。

他にマクロの本はほとんど置いていない本屋さんで、この本にめぐりあった偶然が、何か運命的な出会いを感じさせました。

だって昨日のブログで書いたばかりだったから!

気になって、「岡田恭子のハッピーマクロビオティック教室」を手に取って中身を確認しました。

「厳格な玄米菜食を何年も続けると、健康に必要なミネラルまで排出され,不調が出てきます。....玄米菜食で排毒が終わったら2年目からは発芽玄米、または3分づき米にかえてみてください。もしくは、玄米菜食を続けながらミネラル剤を飲みましょう。」と確かに書かれていました。
そこで、今度は、もう1冊の「岡田恭子のらくらくマクロビオティック教室」を開いて読んでみたのです。

すると、どうでしょう!

私の知りたかったことがきちんと書かれていたのです!

岡田恭子さんは、この本の中で「とても大切な伝えたいこと」として、「2年目からのマクロビオティック」という章で、玄米菜食によるミネラル不全(不足)について詳しく著しています。

ミネラル不全のサインは体のどんな症状からわかるのか、例えば、貧血、虫歯、足がつる、などの、いろいろな症状が書かれています。

また、日本人は昔からずっと玄米を食べ続けてきたのに、そんなことはありえないとする説については、「一部の富裕階級を除き、庶民は麦飯や雑穀、いも類を主食にしてきたので、玄米だけを主食にするのが、日本人にとって自然な食事というわけではありません。」

と説明しています。

そして、玄米菜食を実行して排毒が終わってからは、「2年目からの恭子式マクロビオティック」に切り替えることを勧めています。

それは、玄米をやめてフィチン酸の少ない発芽玄米か分づき米にかえ、野菜、豆、海草の他に白身魚や鮭も少量摂り、酵素を摂るために生の野菜も加える、というもの。

「岡田恭子のハッピーマクロビオティック教室」は、マクロビオティックの基礎、おいしそうなレシピのほかに、プチ断食、石鹸、ポストハーベスト、自然療法、食育、地球環境まで幅広く盛りだくさんな内容です。

「岡田恭子のらくらくマクロビオティック教室」は、マクロビオティックの基礎をもう少し掘り下げて望診法まで記し、その他、甘いものを食べたい時はどうしたらいいですか?などのQ&Aや、いろいろな病気の改善例、クリスマスやおせちのレシピなど、とてもおもしろい内容になっています。

いろいろな方面からよく勉強されている方だなあと思います。マクロビオティックの考え方にとらわれず、新しい情報も取り入れて様々な角度から「健康」ということを考えていらっしゃるので、すごくためになるし、納得できるのだと思います。

なかなか手ごたえのある、おもしろい本でした。

追記:12月28日の記事「玄米を食べるとカルシウム不足になるというのは本当?」

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posted by スミレコ at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 本紹介 | 更新情報をチェックする
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