お誕生日会や、クリスマス会、遠足、何かの集まりなど、子どもたちが集まる時には、必ずと言っていいほど、おやつがつきものです。
子どもたちにとっては、お菓子はとっても魅力的でおいしいもの。
もらってうれしくない子はほとんどいないでしょう。
けれども、一般的に出回っているお菓子は、お砂糖やバター、牛乳、卵、トランス脂肪酸などの他にも、着色料、着香料、保存料、乳化剤などの合成添加物が使われていて、決して子どもに食べさせたい物ではありません。
食育に関心があったり、マクロビオティックを実践しているお母さんにとっては、かわいい我が子の口には絶対に入れさせたくないものです。
時々、そういったお母さんが、子どもにお菓子を食べないように厳しく注意したり、お菓子をくれようとしている人に断ったりしている姿を見かけます。
私も、上の子が小さい頃アトピー性皮膚炎だったので、外で食べ物を出されることにピリピリしていたことがありました。
もちろん、アレルギーのある場合は命にかかわることもありますし、湿疹が出てつらい思いをするのはかわいそうですから、お母さんが充分注意をすることが大切です。
けれども、お母さんが子どもに食べ物を制限させることは、知らず知らずのうちに子どもの心に不満を植えつけることにもなります。
娘はいつもとても良い子に私の言うことを聞いて、みんなと同じものが食べられなくても、いただいたお菓子を食べられなくても、何1つ文句も言わずに、私の用意したものを食べているような子でした。
ところが、娘が5歳の時、公園でお友達にお菓子をもらって、それをこっそり口に入れてしまったことがありました。
ちょうどそこに夫が現れ、娘は見つからないようにと、ずっと手で口を押さえ続け、動かなくなってしまいました。
なぜ口を押さえているのか私たちにはわからず、ケガでもしたのかととても心配してしまったのですが、無理やり開けた口からポロリとお菓子が出てきたのでした。
中学生になった今でも、食べ物にとても執着心があるように思います。
小さい頃に、ずいぶんがまんをさせたからかなと、申し訳なく思っています。
私が小さかった頃のことを思い出してみると、お菓子の思い出がたくさんあります。
10円玉をにぎりしめては近所のお菓子屋さんに出かけ、色とりどりのガムやチョコレート、キャンディー、キャラメル、アイス、ビスケットなどを買ったものです。
親戚のおじさんが来る時は、山ほどお菓子を持ってきて、いろいろな所にかくして、宝探しをして遊んでくれました。
かわいい入れ物やオマケもうれしくて、いっぱい集めたものです。
お菓子には、食べるという行為以外にも心をいやしてくれたり、楽しい気分にさせてくれたりする何かがあるのですね、きっと。
そういう楽しい気分も全て子どもからうばってしまうのは、ちょっとかわいそうかなと思っています。
私は普段から、子どもたちにはどんな食べ物が体に良いとか悪いとか、ことあるごとに教えるようにしています。
こどもたちは、何が良くない物かを知っているので、外で出される食べ物やいただいた食べ物に関しては、子どもの判断にまかせるようにしています。
私だって、「これ、おいしそうだな。どんな味がするか食べてみたい」という時があります。
子どもにも、「食べてみたいと思うときはどうぞ」と言ってあります。
どうしても食べてみたい時は、ちょっと食べてみて、味がわかれば満足するのです。
ちょっとでやめるか、全部食べるかは、その時の気持ちしだい。
「食べたら油っぽくてムッとしちゃった」
なんて言っていることもありますが、それも勉強かなと思っています。
「ケーキが出たの。食べないと悪いから、ちょっと食べて残してきた」
とか、考えながらやっています。
いただいてきたお菓子は、しばらく宝物のように置いてあって、時々おやつの時にちょっとだけ食べてみたりしていますが、そのうちに興味がなくなってしまうようです。
「これ、すごいにおいー!」とか「あっまーい!」とかいろいろ言って勉強しています。
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は特に気をつかっていますが、とても参考になりました。
親が何事にも支持するのではなく、子供の
判断にまかせることも時には必要なのですね
ご訪問ありがとうございます。
こどもが小さいうちはまだなんとかなるのですが、大きくなるといろいろと難しくなっていくと思います。そういう意味では、判断力をつけさせるということが大切ですね。
それから、少し意味は違うのですが、子どもが嫌いな食べ物は、実は体に合わない食べ物であることがあります。子どもはそれを本能で感じているので、無理やり食べさせない方が良いそうですよ。子どもにはすごい能力があるのですね!