Q.マクロビオティックを実践している人はビタミンB12が不足すると聞いたことがありますが、本当ですか?
A.1988年にボストンとオランダで行われた研究で、マクロビオティックを実践している両親を持つ乳幼児にビタミンB12が不足していることがわかりました。
ビタミンB12は野菜類にはほとんど含まれておらず、主に動物性の食べ物に多く含まれています。
そのため完全なベジタリアンにビタミンB12不足が見られることがあります。
ただ、微生物の働きによってもビタミンB12は合成されるため、みそ、しょうゆ、納豆などの発酵食品に含まれており、そのような食品を常食している日本人は不足することはないと言われています。
ビタミンB12はピンク色の結晶をしていることから「赤いビタミン」と呼ばれ、赤血球を作り出したりDNAの合成を助ける役割をしています。
不足すると悪性貧血になったり、集中力欠如などの神経症状、めまい、動悸、手足のしびれなどをひきおこします。
大人は体の不調を自分で感じることができますが、乳幼児の場合は自分で気づくことはないので、親が「おかしいな」と感じた時は、ビタミンB12が不足していないか考えてみてください。
ビタミンB12が多く含まれる食品は、レバーや肉類、乳製品といったイメージが強いのですが、しじみ、あさり、はまぐり、牡蠣などの貝類にも多く含まれています。
マクロビオティックで使う食材では、ホタテ、サヨリ、さわら、カレイ、キス、たい、たら、ひらめなどの魚貝類と、のり、あおのりなどの海草に比較的多く含まれています。
日本人の場合は発酵食品をとっていれば心配ないとは言われていますが、はっきりとした事実ではないようです。
人間の歯には糸切り歯が4本ありますから、動物性の食品を少しとることは自然に反したことではありません。
時々質の良い魚貝類をとってもよいのではないでしょうか。
どうしても動物性のものをとりたくない方は、のり、みそ、納豆などをとるようにして、体の不調に気をつけてください。
かたよった食事をしていると、場合によってはサプリメントが必要になることがあるかもしれません。
参考文献 クリスティーナ・ターナー著
「セルフヒーリング・クックブック」
ランキングに参加しています。下のバナーをクリックしてください。いつもありがとうございます。感謝です!
こちらもよろしくお願いします♪
☆温かいコメントをありがとうございます。コメント欄は確認後に表示させていただいております。「作ってみたよー」や感想など、コメントいただけるとうれしいです。お返事は、ブログをお持ちの方はそちらへ伺います。ブログをお持ちでない方にはこちらでお返事させていただきますね♪
(Q&A マクロでビタミンB12不足になるって本当?)