Q.マクロビオティックでは、身土不二の考え方を大切にしていますが、なるべく有機栽培のものをとるようにとも言われています。
農薬を使用した国産のりんごと、有機栽培のアメリカ産のりんごがあったら、いったいどちらを選べばいいのでしょうか?
A.これは究極の選択ですね。
たぶん、多くの方が悩むところだと思います。
マクロビオテイックでは身土不二の考え方をとても大切にしています。
その土地で育った食べ物を食べるということが、その環境に適した体を造ることになり、私たちの健康を維持する上では、とても重要なのです。
だから、マクロビオティック的に考えると、有機栽培のアメリカ産のりんごよりも、農薬を使用した国産のりんごの方が良いということになります。
もちろん、国産で有機栽培なら言うことはありませんが、どうしても農薬を使用した物しか手に入らず、それを使わなくてはならない時は、
「農薬だ、農薬だ」
と思いながら食べるのではおいしく感じられませんし、作った方にも失礼なので、有難くいただく方がよいと思います。
それでも、どうしても農薬はいやだという方は、時と場合で臨機応変に対応してください。たまには外国産でもいいじゃないですか!(そんなに肩ひじはらないで気楽に考えることも大切です。)
ただ、最近は外国産の物で、安全性に問題のある物もあります。そういった意味からも、普段からなるべく日本国内の「作った人の顔が見える信頼できる作物」を買うように心がけることが大切なのではないかと思います。
日本国内の有機栽培や自然農法などへの取り組みがもっと広まって、安全な農産物が増えてくれることを願っています。
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都会の自然食屋の有機野菜、どっちがいいかな~とおもいます。とある有名ショップのしなびた有機にんじんを見て旦那は一言「これは詐欺だね」といいました。
古くなった有機野菜と普通の新鮮野菜ならどっちがいいのか。。
久司先生によると、果物は住んでいる地方の物、野菜なら、もう少し範囲を広げておとなりの地方のものまで、お米なら日本全域まで大丈夫とのことです。陰性のものほど範囲が狭くなるようです。
ただ、今の今まで生きていた物から「命をいただく」という考え方も大事なので、しなびた物は考え物ですよね...。私だったら、どうするかなあ?やっぱり農薬は抵抗があるので、品質のよい物をとことん探す!ですかね。皆が「農薬付きでもいいや」と妥協していたら、世の中が変わらないですもんね。世の中が「農薬の付いた物は買わない!」という風潮になれば、自然と無農薬の物が増えていくと思うのです。
ただ、親しい方からいただいたりした時は、皮をむくとか、ゆでこぼすなどの工夫をして食べるという方法もあります。絶対こうしなきゃいけないというものではないので、臨機応変に対応してくださいな。私も、日々悩むところです...。