Q.マクロビオティックを始めてから、普通の食事をすると下痢をするようになってしまいました。
お付き合いもあるので、普通の食事ができないのは不便だし、困ります。
また、体が食べ物に過敏に反応するようになって、アレルギー体質になったのではないかと心配です。
A.マクロビオティックを始めて、しばらくたった頃から、このような心配をする方が多くなります。
普通の食事(特に肉類、乳製品)を食べた後、下痢をする、吐き気がする、消化不良になるなど、体調が崩れるという反応は、体が良い方向に変化していることの現れです。
肉などを食べ続けている時は、良い悪いを判断する力がにぶっているだけなのです。
マクロビオティックを始めると「体がピュアになる」とか「感覚がとぎすまされる」と言えばよいのでしょうか。
たとえば、化学調味料の味がわかったり、農薬の味がわかったり、自分の体に合わない食べ物を口にした瞬間に「あっ、これはダメだ」とわかったり、というようなことがあります。
それは、マクロビオティックを始める前は、にぶくて感じることのできなかった力です。
よく、動物は毒の入った食べ物を食べないという話を聞きますが、それと同じ能力なのではないかと思います。
小さいこどもが嫌がって食べない食べ物は、アレルゲンであったり、体に合わない食べ物であることがあります。人間には本能的にそういった能力があるのです。
その、もともとあった能力が、よい食生活をすることでよみがえるのです。
反対の見方をすると、その能力が鈍感な状態にある時は、気づかないまま、体に合わない物をどんどん食べている、ということになります。
そういった状態を続けていると、かぜをひきやすかったり、疲れやすかったりという症状が続き、ある日突然「ガン」「脳梗塞」「心筋梗塞」などの形で現れてしまうのです。
体が食べ物に敏感に反応するようになるのは、正常な働きができるようになったためで、体が弱くなったりアレルギーになったのではないので心配はいりません。
それから、下痢をしたりする強い反応は一時的なもので、マクロビオティックを続けていくと、しだいにおさまっていく場合が多いようです。
自分の体の声に耳をかたむけ、反応の強い時は食べ過ぎないように気をつけるなどして、上手にお付き合いをしていくことができると思います。
それから、よく噛むことで、そのような反応を少なくすることができるとも言われています。
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