2007年10月15日

食養、正食、マクロビオテイックの違いは何?

「食養」と「正食」と「マクロビオテイック」って、そっくりだけど少し違うみたい。いったいこの3つの関係って何なの?
と感じている方もいると思います。

実は、この3つの言葉は全部マクロビオティックをさしています。

なぜ呼び方がいろいろあるかというと、マクロビオティックが時代とともに変化してきたからなのです。


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「食養」という言葉を使ったのは、
マクロビオティックの生みの親である、石塚左玄(イシヅカサゲン)という陸軍の軍医です。

入隊した兵隊たちが次々と体調を崩したことから、伝統的な家庭料理の大切さに気づき、
「食をもって人体を養う」
「学童を持つ人は、体育も知育も才育も、すべて食育であると認識すべき」
などと説き、日本で初めて「食育」という言葉を使って、身土不二(しんどふじ)の考え方をとなえました。

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「正食」「マクロビオティック」という言葉を使ったのは、
桜沢如一(サクラザワユキカズ)です。

石塚左玄の「食養」を取り入れて自らの結核を克服した後、食べ物と健康、病気、命の関係を研究し、東洋の陰陽の考え方などを取り入れ、主にフランスで広めました。

桜沢如一は海外ではジョージ・オオサワという名で知られ、日本では日本CI協会、オーサワ・ジャパン、リマクッキングスクールなどを設立しました。

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「マクロビオティック」を世界に広めたのが、
久司道夫(クシミチオ)です。

食養生として考えられていたマクロビオティックは地味な料理だったので、一般の人たちにはあまり受け入れられなかったのですが、桜沢如一の弟子であった久司道夫が、世界中をかけまわり、マクロビオティックを広めました。

外国人にはなじみにくい日本の伝統食を、現代のライフスタイルにあった調理法にすることで、特に多くのアメリカ人に受け入れられました。

そして大勢のアメリカ人の命を救った功績を評価されて、日本人で初めてスミソニアン国立歴史博物館に殿堂入りしました。

ところが、もともと日本の伝統食から始まったはずのマクロビオティックが、日本ではほとんど広まっていなかったため、今の日本の食生活の現状に胸を痛めた久司道夫は、日本にマクロビオティックを持ち帰り、KIJ(クシインスティテュートオブジャパン)、クシマクロビオティックアカデミィなどを設立し、普及活動を始めました。

久司道夫の広めたマクロビオティックは「クシ・マクロビオティック」と呼ばれ、アメリカでは「マクロビオティック」といえば、ほとんどが「クシ・マクロビオティック」のことをさしています。


マクロビオティックは伝承療法を基礎としているため、基本的な考え方は変わりませんが、細かい部分で指導者によって少しずつ考え方に違いがあり、また、時代や環境によって変化しています。

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posted by スミレコ at 11:10| Comment(0) | TrackBack(0) | マクロビオティックとは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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