インフルエンザが猛威をふるっています。
特に小さいお子さんのいる家庭では、毎年この季節は心配でドキドキしますね。
今回は、我が家の風邪対策(インフルエンザ対策)をご紹介しようと思います。
マクロビオティックや自然療法でよく言われている、
熱が出たら第1大根湯を飲む、
青菜で熱をとる、
豆腐パスターを貼る、
などの方法はいろいろな方が紹介されているので、今回ははぶきます。
詳しく知りたい方は、
大森一慧著からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て 新訂版
などをご覧ください。
さて、これからご紹介することは、私が今まで15年間子育てをしてきた経験の中から出てきた風邪対策です。
マクロビオティックというわけではないのですが、かなり効果があるので、参考になさっていただければと思います。
予防
1.うがいをする。
言いつくされたことですが、やっぱり大事です。
毎日のうがいは水や塩水で充分ですが、インフルエンザの流行るこの時期は、緑茶でうがいをすると効果てきめんです。
インフルエンザの人と接触した、というような時はイソジンなどのうがい薬を使ってもいいですが、のどに痛みのある時のイソジンは、かえって逆効果ですので避けます。
2.手を洗う
これも当たり前ですが、石鹸で指の間も洗います。
特に家族の看病をする方は病人と接触したら必ず手を洗いましょう。
3.マスクをする。
人混みに出かける時はマスクをします。
よく鼻を出してマスクをつけている方を見かけますが、必ず鼻もマスクの中に入れてください。
乾燥からも喉を守ります。
4.風の強い日には外出を控える。
風の強い日は、砂ぼこりに混ざって、鳥のフンや様々な菌が飛んでいます。はしか、水ぼうそう、おたふく、りんご病などが春先に流行るのも風の強い日が多いからです。
どうしても外出しなければいけない時は必ずマスクをするようにします。
5.足を冷やさない。
足を冷やすと、体内の血液の循環が悪くなり、免疫力が落ちます。特にふくらはぎから下の部分を冷やさないようにします。
6.肉、卵、牛乳、砂糖を摂らないようにする。
これらは、インフルエンザ菌の栄養になるという説があります。
人間にとって最適な食生活をすることは、細胞を元気にし、免疫力が上がることにつながります。
7.睡眠時間をたっぷりとる
睡眠不足をすると、免疫力が落ちて風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。
8.歯みがき、舌みがきをていねいにする。
口の中の汚れが少ないとインフルエンザにかかりにくいというデータがあります。特に歯と歯ぐきの境目を良くみがき、歯と歯の間をデンタルフロスや歯間ブラシでみがくと効果があります。
のどが痛い、鼻水が出るなどの初期症状が出たら
こんな症状が少しでも出たら、一刻も早い対策が必要です。
ここで、すぐに症状を消さないと熱や長引くセキなどの本格的な風邪になってしまいます。
1.よくうがいをする。
2.ココアパウダー、または抹茶を小さじ1/2、口に含み、ゆっくりとなめる。
喉の奥に入れるとムセルので、ベロの下に入れるといいです。お子さんには苦いので、米飴やてんさい糖を同量混ぜてください。
ココアや抹茶にはカテキンが多く含まれていますので、菌を死滅させるのに役立ちます。
3.梅肉エキスをしょうが湯に溶いて飲む。
このカラダ想いのオリゴしょうが湯90g(15g×6)【マルシマ】
の原材料は、てんさい糖、生姜、本葛、レンコン粉末で、お砂糖を使っていないのでお勧めです。
しょうが湯に梅肉エキスを溶いたものは万能薬で、おなかの調子が悪い時、鼻水が出る時、のどが痛い時、熱のある時、セキの出る時など、どんな時にも驚くほど効果があります。
時間をかけてゆっくりとなめるように飲むことで、のどについたウイルスや菌を死滅させます。
4.マスクをする。
のどの乾燥をふせぎ、のどや鼻を冷やさないようにして、ウイルスの繁殖をおさえるためにマスクをすると効果てきめんです。
夜寝ている間も必ずマスクをします。耳が痛くならないよう、ゴムをよく伸ばして、ゆるめにします。
5.足湯をする。
40度位のお湯にひざから下を20分以上つけます。(ひざの高さまである四角形のゴミ箱やバケツがあると便利。)冷めたら熱いお湯を足して、ぬるくならないようにします。
足湯をしたら靴下を数枚重ねてはき、足を冷やさないようにする。
6.良くなるまで上記の1~5を何度も繰り返し、とにかくよく寝る。
(我が家ではたいていは1~4を1回するだけで治ってしまい、足湯までしなければならないことはほとんどありません。)
7.鼻水は飲み込まない。
鼻水がのどを伝って下りてくることがあります。鼻水を吸って飲み込んでしまう方もいます。でも、鼻水は決してのどより下に入れてはいけません。肺に流れ込んで、長引くセキの原因になってしまうからです。
タンは飲み込まず必ず出すようにしてください。お子さんはできるだけ鼻水吸い取り器で吸ってあげてください。
寝る時に鼻水が出ている時は、仰向けに寝ないで、横向きに寝るようにします。できる方はうつ伏せ寝がいいそうです。(窒息には気をつけてください)
8.鼻は強くかまない
無理して強くかむと、耳を痛めることがあります。また、強くこすると鼻の下がかぶれてしまいます。やさしくかんでください。鼻の下を時々水で洗ってクリームをつけるとかぶれません。
9.のどが痛む時は声を出さない。
痛む時はのどが炎症をおこしているので、声を出さないようにすると治りが早いです。ないしょ話は大丈夫です。
熱が出てしまったら
これだけやれば、めったにひどくなることはありませんが、もし、熱が出てしまったら、もう熱の力で菌を消滅させなければならないので、熱が下がるまでは我慢です。
1.上記の初期症状が出た場合の対策は続けてください。
ただし、熱が高い場合は、マスク、足湯はしないでください。
2.水分をたくさん摂る。
脱水症状にならないために水分をたくさん摂ります。
3.冷やしすぎない。
熱が上がる時は寒さを伴ったり、手足が冷たくなったりするので、そのような時には冷やすと寒すぎてしまうことがあります。様子を見て冷やすようにします。(気持ちがいい場合は冷やす。)
薄着にして、ふとんを薄いものにするだけでよい場合もあります。氷枕は冷たすぎるので、水枕で充分です。
特に赤ちゃんは「寒い」と言えないので気をつけてください。小さいお子さんは寒いとブルッとふるえて、それが引き金になってケイレンを起こしてしまうことがあります。
4.お風呂には入らない。
ぬるめのお風呂にはいると熱が下がるという説もありますが、お風呂に入ると、とても体力を消耗しますし、脱水症状を起こしたり、寒くてケイレンを起こしたりする危険があるので、完治するまでお風呂には入らないようにします。同じ理由で、浣腸も避けます。
5.手足が熱く高熱の時は、薄着にして、冷たいものを飲む
布団をかぶっていたりすると熱がこもってしまうことがあります。
小さいお子さんの高熱はドキドキしてしまいますが、薄着にして冷たいものを飲ませるだけで0.5度~1度位簡単に熱が下がることがあります。
6.セキのひどい時は上体を高くして横向きに寝る。
セキがひどくて寝られないような時は、鼻水が気管の入り口をふさいでいることが多いので、そこに鼻水がたまらないようにするために、布団などを積んで、上体を高くして横向きに寝るようにします。
7.吐いてしまう時は絶食する。
ロタウイルスなどに感染して、激しく吐いてしまうような場合、小さい乳児以外は4時間は水分もとらないようにします。
水などを飲むと、その刺激でまた吐いてしまいよくありません。4時間たって、ぬるま湯を少し飲んでみて、まだ吐くようなら、さらに4時間水分はとらないようにします。吐かなければ少しずつ水分を摂ります。(ただし、様子を見ていて、長時間尿が出ない、涙が出ない、唾液が出ないなど、脱水症状が疑われる場合は病院へ行って点滴を受ける必要がありますので、気をつけてください。)
最後に吐いてから24時間たったら重湯を少し食べ、大丈夫なら次は粒を加えた重湯、7分粥、5部粥というように、ゆっくりと全粥にしていきます。重湯が食べられるようになったら、梅肉エキス入りのしょうが湯を薄めて少しずつ飲みます。
食欲が出ても、腸はまだ完全に動いていませんから、1週間位は消化の悪いものをたくさん食べないようにします。
8.熱が下がっても、もう1日様子を見る。
すぐに学校へ行ったりするとまた熱が出てしまうことがあります。
インフルエンザは熱の山が2つある場合があるので、下がったと思って早まって出かけると、熱が上がってしまうのです。
治ったのに無理をしてぶり返してしまう場合もあります。
熱が出た後は、とても体力を消耗しているので、平熱になってからさらにもう1日お休みすることをお勧めします。特に小さいお子さんは疲れてお昼寝をたくさんするはずです。
9.食事は野菜スープとおかゆなどの体に負担にならないものにする。
熱のある時は消化能力が落ちていますので、食欲があるからといって、何でもどんどん食べると、消化できなくてつらい思いをすることがあります。タンパク質は控え、消化の良い野菜スープとおかゆ程度にしておきます。
10.3日以上高熱が続いたり様子が変な時は病院へ行く
これは、直感もあるのですが、例えば子どもの場合、母親が「おかしい!」と感じる時は、迷わず病院へ行ってください。そんな時は、たいてい熱以外の症状が出ているはずです。たとえば、首が痛くて動かせない、発疹が出る、意識がもうろうとしている、水分や食事を受け付けない、セキがひどくて苦しそう、関節がとても痛いなど、ただの風邪やインフルエンザではない場合があります。
なんでもなければ安心できます。病気が長引いた時には肺炎になっていないかなど、診断をしてもらうためだけに病院へ行き、心配な病気でなければ、薬はお守りとして飾っておけばよいのです。
西洋医学の助けが必要な場合もあるので、東洋医学や自然療法にかたくなにならずに判断することも、時には大切だと思います。
それから、病気の方は必ず隔離して、部屋は暖かくしてこまめに換気をし、看病をする方(だいたいはお母さんですね)はマスクをし、うがい、手洗いをしてうつらないように気をつけてください。
お母さんが寝込んだら、大変なことになりますから!
以上が「我が家の風邪対策」です。
自然療法などは、普段から食事に気をつけている方には効き目が大きいように思います。
普段の食生活によって、「我が家の風邪対策」が効く方も効かない方もいらっしゃると思いますので、もし、効果がなくてもお許しください。
参考にしていただければと思います。
追記:セキとロタウイルスの項目を追加しました。
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たどりつきました。
ところで、この噴水に画像素敵ですが、
どなたのものでしょうか?
宜しければ教えて下さい。
のどが痛かったのですか?もう良くなられたかしら?お大事に(^^)
画像の件は謎のままでもいいかしら。ごめんなさい。